マイルの有効期限は「約3年」とよく言われますが、学生や20代向けのカード、上級会員だと延びるので、人によって違います。自分のマイルがいつ消えるのか、延ばせるのか、切れそうなときにどうするのかを、1本にまとめました。 ANAとJALの公式の条件で整理しています(2026年9月25日時点)。

自分のマイルの期限は何年か:早見表

ANAのマイルとJALのマイルは、別々に数えます。そのうえで、期限は人に1つではありません。 貯めた時期、そのときの会員資格、マイルの種類ごとに期限が違い、1つの口座に期限の違うマイルが混ざります。 下の表は、通常のマイルの期限の目安です。自分に当てはまる行を探し、その行の期限が「どの時期に貯めた分に」かかるのかまで読んでください。

この比較で分かること:ほとんどの人は約3年(36か月後の月末)。延びるのは、学生・20代のJALカードか上級会員です。

航空会社 対象 通常のマイルの期限の目安
JAL 学生で、JALカード naviを持っている 在学中は無期限
JAL JGC Four Star以上 持っているマイルすべてが無期限
JAL JMBダイヤモンド・JGCプレミア その資格の間は、持っているマイルすべてが失効しない
JAL 20代で、JAL CLUB ESTに入っている 入っている間に貯めた分が60か月
JAL JMB elite・JMB elite plus・JGC Three Star 2025年1月以降、その資格の間に貯めた分が60か月
(JMB elite・elite plusは、対象のJALカードの本会員で、特典の申し込みも必要)
ANA ミリオンマイラー(ANAライフタイムマイル100万マイル以上) 生涯失効しない
ANA ダイヤモンドサービスメンバー その間は失効しない
ANA・JAL 上のどれでもない 貯めた月の36か月後の月末(約3年)

表は目安です。たとえばJAL CLUB ESTに入る前に貯めたマイルは36か月のままで、60か月になるのは入ってから貯めた分だけです。ANAのキャンペーンでもらった「期間限定マイル」などは、キャンペーンごとに期限と使い道が違います。自分のマイルがいつ消えるかは、下の「期限が近いマイルを確かめる」の、有効期限別の明細で確かめてください。

いちばん下の行に当たる人が多いはずです。その場合は、次の「決まり方」と「期限が近いマイルを確かめる」を読んでください。

有効期限の決まり方:ANAもJALも「36か月後の月末」

通常のマイルの期限は、ANAは利用した月の36か月後の月末、JALは搭乗・利用日の36か月後の月末です。

たとえば2023年10月に貯めたマイルは、2026年10月末で消えます。マイルは貯めた月ごとに期限が違うので、残高が十分あっても、古い分から少しずつ消えていきます。

知っておきたいのは、特典に換えるときは、期限が近いマイルから先に使われることです(ANA公式)。どの特典に換えても、消えそうな分から減っていきます。

有効期限の延ばし方:カード・上級会員・ポイントへの交換

無地のカードを持つ人と、砂が足される砂時計

早見表の条件を、公式の案内どおりに並べるとこうなります。

この比較で分かること:ANAで延びるのは上級会員だけ。JALは、学生・20代向けのカードでも延ばせます。

ANA JAL
通常のマイルの期限 利用した月の36か月後の月末 搭乗・利用日の36か月後の月末
期限が延びる人 ダイヤモンドサービスメンバーの間は失効しない。ミリオンマイラー(ANAライフタイムマイル100万マイル以上)は生涯失効しない naviは在学中は無期限。CLUB ESTは入っている間に貯めた分が60か月。JMB elite・elite plus・JGC Three Starは、2025年1月以降にその資格の間に貯めた分が60か月。JMBダイヤモンド・JGCプレミアの間は失効しない。JGC Four Star以上は無期限

延びる条件には、次のような細かい決まりがあります。

  • ANAは、キャンペーンでもらったマイルが「期間限定マイル」などの別のグループに入り、期限も使い道も通常のマイルと違います。たとえば「航空関連サービス・期間限定マイル」(グループ4)は、ANA Payへのチャージや他社ポイントへの交換に使えません
  • ANAのダイヤモンドサービスでなくなったときは、その時点から36か月後の月末が期限になります
  • JALカード naviは、カードが普通カードに切り替わると、すべてのマイルの期限がnaviの有効期限の翌月から36か月後の月末になります
  • JMB elite・JMB elite plus・JGC Three Starの60か月は、2025年1月以降に、その資格の間に貯まるマイルが対象です。それより前に貯めた分は36か月のままです。JMB elite・elite plusの特典は、対象のJALカード(CLUB-Aカード以上など)の本会員が申し込んで使えます
  • JMBダイヤモンド・JGCプレミアで失効しなくなるのは、ステイタスが反映された日の翌月末に期限を迎えるマイルからです。資格が変わったり切れたりすると、すべてのマイルの期限が、その日から36か月後の月末になります

実際に期限を延ばせる手段は、次の3つです。

  1. カードを選ぶ(JAL):学生ならJALカード navi(在学中は無期限)、20代ならJAL CLUB EST(入っている間に貯めた分が60か月)。どちらも「JALカードはどれを選ぶ?」で比べています
  2. 上級会員になる:ANAのダイヤモンドサービス、JALのJMB elite・JGCなど。資格の条件は会社・資格ごとに違い、搭乗の実績が中心です(JALのLife Status ポイントは、JALカードの利用でも貯まります)。どれも期限を延ばすためだけに目指すには負担が大きいので、期限切れ対策の主な手段にはしにくい方法です
  3. ポイントに換える:ANA SKY コイン / e JALポイントに換えると、そこから約1年使えます。マイルそのものの期限が延びるわけではありませんが、実質的に約1年延ばせる手段です(くわしくは下の「使い道②」)

期限が近いマイルを確かめる

スマートフォンとカレンダーでマイルの期限を確認する人

ANA:ANAのWebサイトにログインし、マイル口座残高を開きます。グループ(通常マイル・期間限定マイルなど)ごとに残高が見られます。

JAL:JALのWebサイトにログインし、「マイレージ&JALカード」のページから有効マイルの詳細を開きます。パソコンでは「有効期限別マイル詳細」で、期限が近い順に一覧できます(スマートフォンでは直近で期限が来るマイルだけ)。日本在住なら、有効期限が近いマイルが分かる「マイル実績報告付 JALメールニュース」も毎月届きます。

期限の基準は日本時間です。JALのマイルは、期限の月の末日が過ぎた翌月1日の0時(日本時間)に失効します。反映に日数がかかる交換もあるので、期限の月の前半には動きましょう。

切れそうなときは、残り期間と予定で、この順に考える

  1. 近いうちに飛行機に乗る予定がある → 国内線の特典航空券に換える(ANAは「今週のトクたびマイル」、JALは「どこかにマイル」も候補)
  2. 予定はないが、1年以内にANAかJALの航空券を買いそう → ANA SKY コイン / e JALポイントに換えて、実質1年延ばす
  3. 飛行機に乗る予定がない → ANA Pay / JAL Payにチャージして、普段の買い物に使う
  4. どれも使わない → 他社のポイントに換える(1マイルの価値はいちばん下がりやすい)

ポイントや決済に換える場合、どれを選ぶかで1マイルの価値は0.5円から1.7円まで変わります。 以下、順に説明します。

使い道① 近いうちに乗るなら、国内線の特典航空券

国内線の特典航空券は、少ないマイルで取れます。

この比較で分かること:少ないマイルで取れるのは、ANAはトクたびマイル、JALはどこかにマイルです。

必要マイル(大人1人) 気をつけること
ANA国内線(通常) 片道6,000マイルから ローシーズン・近い区間の場合
ANA「今週のトクたびマイル」 片道3,500マイルから 路線は毎週変わる。予約できるのは搭乗の前の週だけ
JAL国内線(通常) 片道4,500マイルから 基本マイルの場合。空席が少ないと追加マイルがかかる
JAL「どこかにマイル」 往復7,000マイル 行き先は4つの候補から決まる。片道は不可

ANAの「今週のトクたびマイル」 は、翌週に乗る便を少ないマイルで取れる、Web限定の特典です。2026年9月の告知分では、水〜金曜の搭乗が片道3,500〜7,500マイル、土〜火曜の搭乗が片道6,000〜10,000マイルでした。対象外の週もあります(2026年9月30日〜10月6日の搭乗分は対象外)。期限が迫っていて、来週の予定が空いているときに向いています。

JALの「どこかにマイル」 は、申し込むと4つの行き先の候補が出て、3日以内にどこか1つに決まる特典です。出発できるのは羽田・伊丹と関西・福岡・札幌(新千歳・丘珠)の発着便です。通常の国内線の往復が9,000マイルからなので、行き先にこだわらなければ少ないマイルで済みます。

特典航空券を取っても、マイルそのものの期限は延びません。 ただし、期限内に予約・発券すれば、搭乗日がマイルの期限より後でもかまいません。 予約は搭乗日の355日前(ANA)・360日前(JAL)からできるので、期限が迫ったマイルで先の旅行を取っておくこともできます。区別しておきたいのは次の点です。

  • マイルが引かれるのは発券のときです。空席待ちのままでは席もマイルも確定しておらず、待っている間に期限が来た分は失効します。席が用意できた時点で、有効なマイルがそろっている必要があります
  • 発券したあとに払い戻すと、その時点で期限が切れていたマイルは戻りません(ANA・JALとも)
  • JAL国内線の特典航空券は、全区間が未使用なら、最初の便の出発前に手数料1,000円で払い戻せます。予約した便に乗らなかった場合は、特典は無効になり、マイルは戻りません
  • どこかにマイルは、マイルが引かれたあとに取り消すと、行き先が決まる前でもマイルは戻りません

使い道② 予定がまだなら、航空会社のポイントに換えて1年延ばす

ANAは「ANA SKY コイン」、JALは「e JALポイント」に換えられます。どちらもそのWebサイトで航空券やツアーを買うときに、1コイン(1ポイント)=1円として使えるものです。

この比較で分かること:どちらも期限は約1年。まとめて換えると、1マイルが1円より高くなります。

ANA SKY コイン e JALポイント
交換の単位 1マイルから。1万マイル以上は1万マイル単位 1,000マイル単位
1マイルあたり 1〜9,999マイルは1円。1万マイル以上は1.2〜1.7円 1,000マイルごとは1円。1万マイルごとは1.5円
期限 交換した月から12か月目の末日
(例:4月1日に交換したら翌年4月30日まで)
交換した日の1年後の同じ月の末日
(例:4月1日に交換したら翌年4月30日まで)
使える人 本人と、特典利用者登録をした家族 本人、配偶者、2親等以内の家族
買った航空券で乗るとマイルは マイルが付く運賃なら、フライトマイルが貯まる マイルが付く運賃なら、e JALポイントで払っても、フライトマイルが貯まる

ANA SKY コインの1万マイル以上の交換率は、交換するマイル数と、会員のステイタス・ANAカードの種類で決まります。

ANA SKY コインの交換率(1万マイル以上) 1万マイル 5万マイル以上
ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズサービス 1.3倍 1.7倍
ANAゴールドカード・プレミアムなど 1.2倍 1.6倍
ANAカード(一般・ワイド) 1.2倍 1.5倍
ANAマイレージクラブカードのみ 1.2倍 1.2倍

たとえばANAの一般カードを持っている人が5万マイルを換えると、75,000コイン(75,000円分)になります。

e JALポイントは、「1万マイル=15,000ポイント」と「1,000マイル=1,000ポイント」を組み合わせて換えます。13,000マイルなら、15,000+3,000で18,000ポイントです。 追加で換えると、その時点でまだ有効なe JALポイントの残高すべての期限が、新しい期限にそろいます。 すでに期限が切れたポイントは戻りません。 期限内に代金を払っておけば、搭乗日がポイントの期限より後でもかまいません。

気をつけたいのは次の点です。

  • 期限が切れると無効になります。1年以内に航空券を買う予定があるかを先に考えましょう
  • ANA SKY コインは、申し込んだあとに取り消せません
  • e JALポイントは、国際線特典航空券の税金・燃油サーチャージの支払いには使えません
  • JALは、航空券の購入手続きの途中ではマイルから換えられません。先に換えておきます

使い道③ 飛行機に乗らないなら、ANA Pay・JAL Pay

普段の買い物に使うなら、スマートフォン決済へのチャージです。

  • ANA Pay:1マイルから、1マイル=1円としてチャージできます。1回・1日・1か月ごとのチャージの上限があるので、大量のマイルは一度に移せません
  • JAL Pay:1万マイル単位(1万〜4万マイル)で換えると1マイル=1.1円。1万マイル未満は、500・1,000・3,000〜8,000マイルといった決まった単位で1マイル=0.5円(JAL NEOBANKの口座があれば0.6円)です。たとえば12,345マイルなら、1.1円になるのは1万マイル分だけです
  • JAL Payに反映されるまでの時間は、JAL NEOBANKの口座振替の設定などの条件を満たしていれば即時、そうでなければ手続きから約1週間です。期限ぎりぎりに換えるときは、この日数も見込んでおきます(くわしくは「JAL Payマイルチャージ 必要マイル数」)

どちらも、チャージしたマイルは元に戻せません。 JALは1万マイルを境に価値が2倍前後変わります。期限の近い分が1万マイルに届かず、1年以内にJALの航空券やツアーを買う予定があるなら、e JALポイントの1,000マイル単位(1円)の方が得です。飛行機に乗る予定がないなら、e JALポイントは使い切れないので、JAL Payの0.5〜0.6円と比べて選びます。

使い道④ 他社のポイントに換える

JALのマイルは、JMB×Ponta会員ならPontaポイントに換えられます。1万マイルなら10,000ポイント、3,000〜9,000マイルは1マイル=0.5ポイントです。 ANAのマイルも、提携しているポイントに換えられるものがあります。

ただ、ここまでの使い道と比べて価値が下がりやすいので、①〜③がどれも使えないときの最後の手段と考えてください。

1マイルの価値を並べると

使い道によるマイルの価値の違いを見比べる人

この比較で分かること:ポイントや決済に換えるなら、まとめて換えられる航空会社のポイントがいちばん高くなります。特典航空券は、便によってそれより高くも低くもなります。

使い道 1マイルあたり 条件
ANA SKY コイン(1万マイル以上) 1.2〜1.7円 ステイタス・カードの種類と交換マイル数で決まる
e JALポイント(1万マイル単位) 1.5円 1年以内にJALで航空券・ツアーを買う人
JAL Pay(1万マイル単位) 1.1円
ANA SKY コイン(1万マイル未満) 1円
e JALポイント(1,000マイル単位) 1円
ANA Pay 1円
JAL Pay(1万マイル未満) 0.5〜0.6円 JAL NEOBANKの口座があれば0.6円
特典航空券 (同じ便をお金で買った総額 − 特典でも払う税金・料金)÷ 必要マイル 買うといくらの便か、特典でいくら現金を払うかで変わる

特典航空券の価値は、同じ便をお金で買ったときの総額から、特典航空券でも払う税金・空港使用料など(国際線は燃油サーチャージも)を引き、必要マイルで割って考えます。 その値が上の表のポイントの数字より高ければ特典航空券、低ければポイントに換える方が得です。 値だけでなく、発券のときに用意する現金、予定が変わったときの変更・払い戻しの条件、そもそもその便に乗る予定があるかも合わせて判断してください。

次から期限切れを防ぐには

  • 貯めるのはANAかJALの片方に絞る。 2つに分けると、どちらも必要マイルに届かないまま期限を迎えがちです。どちらにするかは「ANAとJAL、マイルはどっちで貯める?」で整理しています
  • 3年で届く目標を選ぶ。 必要マイルが、年に貯まるマイルの約3倍を超える行き先は、届く前に古い分が消えやすくなります(貯まる時期や月末の失効で前後するので、3倍はあくまで目安です)
  • 毎月、期限別の残高を見る。 JALはマイル実績報告付きのメール、ANAはWebサイトの残高で確かめられます。近い失効月をカレンダーに書いておけば、トクたびマイルやどこかにマイルで使う時間を取れます

特典航空券の取り方は「ANAの特典航空券の取り方」にまとめています。

まとめ

  • ANAもJALも、通常のマイルは36か月後の月末で消える。貯めた月ごとに期限が違い、古い分から使われる
  • 期限が延びるのは、JALカード navi(在学中は無期限)・JAL CLUB EST(60か月)と上級会員。延びるのが「その期間中に貯めた分」だけのこともあるので、冒頭の早見表と有効期限別の明細で確かめる
  • 近いうちに乗るなら国内線の特典航空券。ANAはトクたびマイル(片道3,500マイルから)、JALはどこかにマイル(往復7,000マイル)
  • 乗る予定がまだなら、ANA SKY コイン / e JALポイントで約1年延ばす。1万マイル以上まとめると1マイルが1.2〜1.7円になる
  • 飛行機に乗らないならANA Pay(1円)・JAL Pay(1万マイル単位で1.1円)