夫婦や親子で、マイルを1か所に集めて特典航空券を取りたい人向けの記事です。 一番簡単な方法は家族カードです。この記事では、家族カードのマイルの貯まり方、年会費、どのカードに付けるかを整理します。

先に要点を書くと、

  • 家族カードで払った分のマイルは、ANAもJALも本会員の口座に貯まります。 買い物のマイルは、家族カードを作るだけで1か所に集まります
  • 家族カードの年会費は、一般カード・普通カードなら年1,100円です(アメリカン・エキスプレスを除く)
  • 夫婦とも100円につき1マイルで貯めるなら、2人とも本会員カードにするより、片方を家族カードにした方が年6千円前後安く済みます

この記事の条件と金額は、ANA・JAL・カード会社の公式ページで確かめた内容です(2026年9月25日時点)。 家族で何マイル必要かは「家族でハワイ、マイルは何マイル必要?」、家族それぞれの口座のマイルを合算する制度は「家族のマイル合算」にまとめています。

家族カードの支払いで貯まるマイルは、本会員の口座へ

2枚の無地のカードから、一つの財布にトークンが集まる様子

家族カードは、本会員のカードに付けて作るカードです。支払いは本会員と同じ口座から引き落とされます。

この比較で分かること:買い物のマイルはANAもJALも本会員に貯まり、飛行機に乗ったマイルは乗った家族に貯まります。

ANAカード JALカード
家族カードを作れる人 本会員と生計を同じくする配偶者・両親・18歳以上の子(高校生を除く) 本会員と生計を同じくする配偶者・両親・18歳以上の子(高校生を除く。例外あり)
本会員が学生なら申し込めない
家族カードの買い物のマイル 本会員に貯まる 本会員のマイル口座に貯まる
家族が飛行機に乗ったマイル 家族会員自身に貯まる(搭乗ごとのボーナスマイルも) 家族会員自身の口座に貯まる(搭乗ボーナスも家族会員が対象)
家族カードの支払いも100円につき1マイルにするには(通常の対象の利用分) ANA JCB 一般カードの場合:本会員がマイル自動移行コース2マイル(年5,500円)に入る。家族会員の利用分は、本会員の利用分としてまとめられる(ほかのANAカードはコース名・費用が違う) 本会員がショッピングマイル・プレミアム(年4,950円)に入る。家族会員も自動で対象になる

つまり、夫婦の買い物を1つの口座に集めたいなら、家族カードを作るのが一番簡単です。合算の手続きをしなくても、支払いの分は最初から本会員の口座に入ります。

一方で、次のマイルは家族カードでは集まりません。

  • 家族が飛行機に乗って貯めたマイル(家族会員や子どもの口座に入る)
  • 夫婦がそれぞれ自分の本会員カードで払って貯めたマイル
  • 18歳未満の子どものマイル(子どもは家族カードを作れず、マイレージ会員として自分の口座に貯まる)

これらを1回の特典航空券にまとめて使うのが、ANAカードファミリーマイル・JALカード家族プログラムという合算の制度です(登録は無料)。条件と、合算すると特典航空券に届く時期が変わるのかは「家族のマイル合算 ANAカードファミリーマイルとJALカード家族プログラム」にまとめています。

家族カードの年会費

家族カードの年会費は、本会員のカードの種類と国際ブランドで決まります(すべて税込み・1枚あたり・1年分)。カード名を押すと、そのカードの詳しい説明に移ります。

この比較で分かること:一般カード・普通カードの家族カードは、アメリカン・エキスプレス以外ならどちらも年1,100円です。

ANAカード:

種類 国際ブランド 本会員のカード 家族カードの年会費 初年度(本会員と同時に入会)
CARD FIRST JCB ANA JCB CARD FIRST 無料(5年間) 無料
一般カード JCB ANA JCB 一般カード 1,100円 無料
一般カード VISA・Mastercard ANA VISA 一般カード/ANA マスター一般カード 1,100円 無料
一般カード American Express ANA アメリカン・エキスプレス・カード 2,750円 かかる
ワイドカード JCB ANA JCB ワイドカード 1,650円 かかる
ワイドカード VISA・Mastercard ANA VISA ワイドカード/ANA マスター ワイドカード 1,650円 かかる
ワイドゴールドカード JCB ANA JCB ワイドゴールドカード 4,400円 かかる
ワイドゴールドカード VISA・Mastercard ANA VISA ワイドゴールドカード/ANA マスター ワイドゴールドカード 4,400円 かかる

JALカード:

種類 国際ブランド 本会員のカード 家族カードの年会費 初年度
普通カード JCB・Visa・Mastercard JALカード(普通カード) 1,100円 無料(あとから追加しても、本会員の次の更新月まで)
普通カード American Express JAL アメリカン・エキスプレス・カード(普通カード) 2,750円 かかる
CLUB-Aカード JCB・Visa・Mastercard JALカード CLUB-Aカード 3,850円 かかる
CLUB-Aゴールドカード JCB・Visa・Mastercard・American Express JALカード CLUB-A ゴールドカード 8,800円 かかる
ダイナース Diners Club JALダイナースカード 12,100円 かかる
  • ANAの一般カードの家族カードが初年度無料になるのは、本会員と同時に入会した場合だけです(JCB・VISA・Mastercard。あとから追加すると1年目からかかります)。アメリカン・エキスプレスは同時に入会しても無料になりません
  • JALの普通カードの家族カードは、本会員と同時に入会すると1年間無料、あとから追加しても初回は本会員の次の更新月まで無料です(最大1年間。アメリカン・エキスプレスを除く)
  • ANAのワイドゴールドカードの家族カードは、ANA公式の家族カードの案内では4,450円と書かれていますが、発行会社のJCB・三井住友カードの案内はどちらも4,400円です(2026年9月28日に確認)。表は発行会社の値です
  • 表にない提携カード(ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、JALカードSuicaなど)は、各カードの案内で確かめてください

家族カードと、それぞれが本会員カードを持った場合の比較

夫婦が2人ともマイルを1%(カードの利用100円につき1マイル)で貯めたいとき、2人がそれぞれ本会員カードを持つより、片方を家族カードにした方が年会費は安く済みます。 1%にする費用(2マイルコース・ショッピングマイル・プレミアム)が1人分で済むためです。

この比較で分かること:片方を家族カードにすると、夫婦で年6千円前後安くなります。

夫婦2人とも1%で貯める(2年目以降の1年分) ANA(JCB 一般カード+2マイルコース) JAL(普通カード+ショッピングマイル・プレミアム)
本会員カード+家族カード 8,800円 8,250円
2人とも本会員カード 15,400円 14,300円
差 6,600円 6,050円
  • 本会員カード+家族カードは、本会員の年会費(2,200円)+1%にする費用(ANA 5,500円/JAL 4,950円)+家族カード(1,100円)です
  • 2人とも本会員カードにすると、年会費と1%にする費用が2人分かかります
  • 2人とも本会員カードの場合、マイルはそれぞれの口座に分かれます。まとめて使うには、合算の制度に登録します(「家族のマイル合算」)

どのカードを選ぶか

家族で貯めるときも、カード選びの順番は1人のときと同じです。

  1. ANAとJALのどちらで貯めるかを決める。合算の制度は、同じ航空会社のカードどうしでしか使えません。迷ったら「ANAとJAL、マイルはどっちで貯める?」
  2. 本会員のカードを、世帯の支払い額で選ぶ。家族カードの支払いも本会員の還元率で貯まるので、本会員のカードを「世帯の年間の支払い」で選びます
  3. 家族カードを作る。夫婦の買い物のマイルが、1つの口座に集まります
  4. 子どもの飛行機のマイルなども使うなら、合算の制度に登録する(登録は無料。「家族のマイル合算」)

診断で「家族(3人以上)」と答えたときに、ANAのマイルが貯まるカード・JALのマイルが貯まるカードの中で、それぞれ1位(同率を含む)になるのは次のカードです。 診断は、貯まるマイルの価値から年会費やマイルに移す費用を引いて比べます。マイルの数そのものの順位とは限りません。

この比較で分かること:ラウンジ・保険を数えずに比べると、家族でもANA・JALとも年会費の安いカードが1位です。

家族で、ラウンジ・保険などを数えずに比べる ANAで貯める JALで貯める
世帯で年100万〜300万円払う ANA JCB 一般カード+2マイルコース
(ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)も同率)
JALカード(普通カード)+ショッピングマイル・プレミアム
(JALカード TOKYU POINT ClubQも同率)
夫婦が20代(診断では「新社会人」) ANA JCB CARD FIRST(家族カードも5年間無料) JALカード CLUB EST(普通カード)
  • 診断は、家族カードの年会費を数えていません。ANA JCB 一般カード・JALカード 普通カードの家族カードは年1,100円、ANA JCB CARD FIRSTは5年間無料です。同率のカードの家族カードの年会費は、各カードの公式で確かめてください
  • JAL CLUB EST(20〜29歳が申し込める)の普通カードは、本会員がカードの年会費2,200円とEST年会費5,500円を払います。ショッピングマイル・プレミアムは自動で付き、家族カードの支払いも本会員の口座に100円につき1マイルで貯まります。家族カードは年1,100円で、家族会員もESTに入る場合は、別にEST年会費2,200円がかかります(本会員がESTでないと、家族会員だけESTには入れません)。本会員と家族カードを合わせて年8,800円(家族もESTなら11,000円)です
  • 診断でラウンジや保険も価値に数えると、年会費の高いカードが上に来ることがあります。そのときは、家族カードの年会費(ゴールドなどは高くなります)も足して比べてください
  • ANA JCB CARD FIRSTは、18〜29歳(学生を除く)が申し込めるカードです。詳しくは「20代・学生の最初のマイルカード」にまとめています
  • 各カードの違いは「ANAカードはどれを選ぶ?」「JALカードはどれを選ぶ?」で比べています

まとめ

  • 家族カードで払った分のマイルは、ANAもJALも本会員の口座に貯まる。 夫婦の買い物を集めるなら、家族カードが一番簡単(家族カードは一般カード・普通カードで年1,100円)
  • 飛行機に乗ったマイルは、乗った家族の口座に貯まる。18歳未満の子どもは家族カードを作れない
  • 夫婦とも1%(100円につき1マイル)で貯めるなら、2人とも本会員カードにするより、片方を家族カードにした方が年6千円前後安い
  • 本会員のカードは、世帯の年間の支払いで選ぶ。ラウンジ・保険を数えなければ、家族でもANA・JALとも年会費の安いカードが1位
  • 家族カードで集まらないマイル(飛行機のマイル・子どものマイル・2人がそれぞれ持つ本会員カードのマイル)は、合算の制度でまとめて使う(「家族のマイル合算」)